ビジネスフォン(ビジネスホン)のディスプレイといえば、ナンバーディスプレイを連想される方が多いかと思います。
電話着信の際の相手方の電話番号や、着信履歴、発信履歴、電話帳のデータ呼び出しなどですね。
しかし、最新の新品ビジネスフォンでは、ディスプレイの液晶画面に電話番号だけではなくニュースの記事や、ブログ、天気予報などを表示させられるものも登場しています。また、液晶画面も従来の白黒が主流ではありますが、テレビ電話に適したカラー大画面のものも登場しています。
今回の記事は、新品ビジネスフォンならではの機能として、ディスプレイ表示に注目して解説します。
1、従来のビジネスフォンのディスプレイ
従来のディスプレイの役割について解説します。
着信時の、相手方の電話番号
従来のビジネスフォン(ビジネスホン)のディスプレイで、なくてはならないほど重要な表示内容としては、着信時の相手方の電話番号(内線番号)です。
あらかじめ、相手方の電話番号が表示されることによって、特に相手が常連の取引先である場合や、上司の携帯電話の番号などの場合には、受話器を取る前に心づもりができますし、複数の回線が同時に鳴った場合に優先順位をつけて電話対応をすることができます。
最近の傾向として、IP電話や海外からかかってきた電話など、システム上ディスプレイに番号が表示できないケースもありますが、ビジネスフォン電話機の機能としては、ほぼもれなくナンバーディスプレイの機能が付いています。
発着信履歴/電話帳データ
発着信の履歴や電話帳データは、業務効率化の点で非常に効果的です。
例えば、着信履歴は相手方の電話番号を間違えてメモしてしまった場合に照合することができますし、再び電話をかける際に、発着信データを使って電話をかけることによってボタンの押し間違いによる、間違い電話を防ぐことができます。
電話帳についてもワンタッチで電話をかけることができ、間違い電話を防ぐことができるので、とても便利な機能です。また、電話帳にデータ入力されている顧客から電話がかかってきた場合には、着信時の表示が電話番号ではなく、登録名称になり、より誰から電話がかかってきているかが明確になります。
2、新品ビジネスフォンのディスプレイ便利表示
最新の新品ビジネスフォンでは、ディスプレイにさまざまな情報を表示させることができ、利便性が高まっています。
ですくdeRSS機能
SAXAのIP対応ビジネスフォンシリーズでは、「ですくdeRSS機能」という機能が付いています。
この機能は、インターネットを利用して、ビジネスフォンのディスプレイにニュースやブログ、天気予報などをスクロール表示させることのできる機能です。
RSSとは
RSSとは、ニュースやブログなどの複数のサイトの更新情報を機械的に取得してくれるサービスのことです。
あらかじめ、興味のあるジャンルやブログを設定しておくと、設定しておいたサイトの更新情報が自動的に送付されるイメージです。
業務上、特定の種類のニュースや天気予報の情報が必要な際に、インターネットやスマホで常に確認できる状態であればRSS機能の重要性は高くないかもしれませんが、その都度画面を切り替えたり、サイトやアプリにアクセスしたりするのは面倒で効率が悪いので、デスクのビジネスフォンに自動的に送信されるのは、大きなメリットがあるかと思います。
IP対応機種であること
ですくdeRSS機能が使用できるのは、SAXAのIPビジネスフォンの対応機種に限られます。
従来のビジネスフォンは電話回線に接続して使用するため、ですくdeRSS機能のようなインターネット接続を必要とする機能は使用できません。IP電話はインターネット回線に接続して使用する電話だからこそ、こういった機能が活用できます。
大型カラー液晶画面
大型カラー液晶画面搭載の機種もあります。
大型カラー液晶画面を搭載したビジネスフォンは、テレビ電話機能を使用したり、ネットワークカメラで撮影した映像をビジネスフォンのモニターで閲覧したりする際にとても便利です。
大型カラー液晶も、最新のIP電話ならではの便利機能です。
3、まとめ
今回の記事では、新品ビジネスホンの液晶に注目して便利機能を紹介しました。
液晶画面は、元々、誰から電話がかかってきたのかを表示させるために非常に大きな意味を持っていました。電話機が多機能化した今でも、ディスプレイの中で最も重要な機能は、着信時のナンバーディスプレイ機能といえるでしょう。
IPビジネスフォンは、電話回線ではなくインターネット回線に接続して使用する電話機です。IP電話の最大のメリットは、通信コストの削減や配線の容易さが挙げられますが、今回の記事にみられたようにディスプレイの機能をより便利にした、という側面も持っています。
天気予報情報など、常に最新の情報をキャッチした企業の方々はRSS機能のついたビジネスフォンを探されてみてはいかがでしょうか?